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【SS】協力者【PSO2】

【SS】協力者【PSO2】

前回の【SS】責任感【PSO2】の続きのお話となります。
『えくれあ』さん宅の子も登場しています。
エクレアさんのキャラクター設定はこちら→【基本設定】エクレア【PSO2】
キャラクター設定や各話のリンクはこちら→当ブログについて。



――ギギラとレレクの救出作戦を実行する為、ネフェロがヴァシムとエスピナへ作戦内容を告げる。

「作戦と呼べるほど大層なモノではありませんが私の考えはこうです…まず初めに私は今回の事件についても例の組織が関わっていると踏んでいます。仮に例の組織の人間の犯行だとしてギギラさんとレレクさんを攫った理由を簡単に考えてみると一つの結論に辿り着きます」
「その結論ってのは?」
「…私をおびき寄せる為の人質です」
「…なるほどな」

少しばかり言い辛そうにしつつもネフェロはハッキリと彼女達が攫われた理由を答える。

「例の組織は私や兄さんの事を詳しく知っている様でしたし、私の周囲の者について知っていてもおかしくはありません。私が負傷してからは警戒をより一層強めていましたし、相手は私やアイラクさんを狙う隙は殆どなかったはず…それで私を直接狙うのではなく親しい者を捕らえて人質にするといった行為に至ったのではないでしょうか」
「それでギギちゃんとレレちゃんを攫っていったということですわね」
「はい。あくまでも想定の話ですので間違っている可能性は十分にあります。そもそも今回の件は例の組織絡みではないのかもしれませんし…ですが何一つ手掛かりがない私達にはこの想定の話を頼りにして動いてみる他にありません」
「俺はネフェロの言う話に乗っかってみるぜ。んで、具体的に俺達は何をすりゃいいんだ?」

ネフェロの想定の話を聞いたところで自分達が何をすべきかどうかをヴァシムは彼女に尋ねる。

「特に難しい事はしません。今までは用心して単独行動は控える様にしてきましたが、今回は私が単独で行動します。そうすれば向こうから近づいてきて姿を現すはずです」
「単独行動だぁ!?そんな事認める訳ないじゃねぇかッ!」
「わかってます…ですので私は単独行動するふりをして通常任務を行うので、兄さん達には付かず離れずの距離で隠れて見ていてほしいのです。相手もバカではないでしょうしこの様な見え透いた罠に簡単にかかるとは思いません…ですが未だに私に目的があるのだとしたら相手は嫌でも接近してくると思います」
「そういう事ですのね。わかりましたわ」

ネフェロが単独行動をすると聞いて透かさず反対の意を示すヴァシムだが、ネフェロは単独行動のふりという事を伝える。
それを聞いたヴァシムとエスピナは安堵しつつ納得する。

「もしかしたらこの様な手間のかかる事をせずとも人質を手にした向こうから何かしらアクションを仕掛けてくるかもしれません。ですが何もやらずにただ待っているなんて事は私には出来ません…」
「だな…何かしてねぇと落ち着かない気持ちは俺にも分かるぜ」
「ネフェロさんの作戦は把握致しましたわ。因みに参加する方は私とヴァシム様とネフェロさんの三名でしょうか?」
「いえ、目立たぬ様に少人数で行いますが他のアークスの方にもご協力願う予定ではあります。ですがジェビアさんとキュロスさんは除外しています。そして私達が行動している際にシップ内と言えど彼女達が狙われる可能性も少なからずありますし、ヴェルデさんにも二人の側に居て貰おうと思ってます」
「それではルヤンさん達に協力を?」
「いえ…同じ様に敵に狙われている彼女達まで危険に晒す訳にはいきません」
「ではどなたを…?」

そうエスピナがネフェロに尋ねたところでタイミングよくマイルームの扉が開かれた。

「――遅れてしまい申し訳ありません…!」

そこには銀髪が印象的で小柄な眼鏡少女が息を切らせながらも立っていた。

「なるほど…エクレアさんでしたのね」

ネフェロから問いの答えを聞く前にエスピナが納得した様に呟いた。

「本当に遅れて申し訳ありません…大事なお話と聞いていたのにも関わらずに。私が準備を終えてマイルームを出る前に姉さんが――いえ、この話は止めておきましょう」
「んだよッ!?気になるじゃねぇかッ!!エーテルのヤツが何しでかしたんだ?」
「今はそんな話どうでもいいでしょう…エクレアさんこんにちは。遅れてきてしまった事についてはどうかお気になさらずに。私の方が貴女に頼み事をしている立場であるのですから」
「ありがとうございます。ところでネフェロさんが頼み事なんて珍しいですね…というか初めてではないでしょうか?なにかあったんですか?」
「はい…実は――」

そうしてネフェロは今までの経緯をエクレアに全て話した。

「――そんな事があったのですね。ネフェロさんが負傷して入院されていた事は存じてましたが、まさかそこまで深刻な事になっているとは思いもしませんでした」
「はい。それで貴女に協力を願おうとお呼び立てさせて頂いたという訳です。勿論断って下さっても構いません。きっと危険な作戦にな――」
「いえ!私にも協力させてください」

ネフェロの言葉を遮る様にしてエクレアが協力の要請を受け入れる。

「ほぅッ!?即決とは男気があるじゃねぇかエクレアッ!!!」
「ヴァシム様…女性相手に男気という言葉を使うのは些か問題がある様に思えますわ」
「こうして困っている仲間を見捨てる事なんて出来ませんよ。微力ながら私もお力添え出来ればと思います」
「…ありがとうございますエクレアさん。それではどうかよろしくお願いします」

こうしてエクレアの協力を得たネフェロ達はギギラとレレクを助け出す為に四人で行動を始めるのであった。

第13話→【SS】魔ノ手【PSO2】
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